プロテインの種類と比較

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鶏卵の卵白を原料として作られるのが、「エッグプロテイン」です。

 

卵は、高コレステロール食品とされているため、コレステロール値を気にされている方の中には、摂取量を制限している方もおられると思いますが、エッグプロテインは卵白のみを原料としていますので、コレステロールなどを含むことはありません。
また、牛乳や大豆を原料とする他のプロテインと異なり、脂肪分もほとんど含んでいません。

 

逆に、BCAA（必須アミノ酸の中のバリン、ロイシン、イソロイシンの三種類のアミノ酸の総称）含有量は高いとされています。
加えて、卵に含まれるアルブミンというタンパク質が、人間の身体にとっては非常に利用しやすいタンパク質であるため、生体組織に変換されやすく、筋肉がつきやすいと言われています。

 

また、エッグプロテインは摂取後の消化・吸収にかかる時間が早いため、運動やトレーニングの直前・直後に補給することでも、より筋肉がつきやすいとされています。

 

こうしてみますと、メリットばかりが並ぶようですが、他のプロテインに比べて価格が高いという点であまり人気がなく、市場に出回っている量も少なくなっています。
現在では手に入りにくい状況にあり、吸収性などの品質の点で、エッグプロテインにそれほど劣っておらず、エッグプロテインよりも安価なホエイプロテインに人気は集まっています。
ですが、牛乳にアレルギーを持っている方には、利用価値の高いプロテインといえると思います。

 

 

 

 

６．プロテイン比較
プロテインの種類別に、長所・短所、効率的な摂取方法などを、わかりやすくまとめてみました。ぜひ、プロテイン選びの参考になさってみてください。

 

【ホエイプロテイン】

 

◆原料
牛乳に含まれる乳清（ホエイ蛋白）。
◆長所
消化・吸収が早く、筋肉になりやすい。
比較的安価である。
◆短所
体内での効果が持続する時間が短い。
◆効果的な摂取方法
運動やトレーニングの直前や直後。

 

【カゼインプロテイン】

 

◆原料
牛乳に含まれるカゼイン蛋白。
◆長所
体内での効果持続時間が長いため、満腹感が得られやすく、持続しやすい。
◆短所
消化・吸収に時間がかかる。
◆効果的な摂取方法
食事の合間や就寝前、運動を行わない日の栄養補給として。

 

【ソイプロテイン】

 

◆原料
大豆。
◆長所
体内での効果が持続する時間が長い。
満腹感が得られやすく、持続しやすい。
イソフラボンなど、その他の含有成分による身体への効果が期待できる。
動物性タンパク質によるアレルギーが起こりにくい。
◆短所
消化・吸収に時間がかかる。
粉っぽいものが多く、多少味の落ちるものが多い。
◆効果的な摂取方法
食間や就寝前、またはダイエット中の方の栄養補給として。

 

【エッグプロテイン】

 

◆原料
鶏卵の卵白。
◆長所
脂肪分が少ない。
筋肉組織に変わりやすい。
牛乳によるアレルギーが起こらない。
◆短所
比較的高価で、手に入りにくい。
◆効果的な摂取方法
運動やトレーニングの直前や直後。

 

【混合型（複合型）プロテイン】
複数のプロテインを混ぜ合わせたもの。
それぞれのプロテインの長所を生かせる半面、特に秀でるという面がない。

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